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肌の老化を食い止める手だては？
皮膚の主成分はタンパク質です。そして、このタンパク質を支え、肌に張りを与える働きをしているものが、弾力線維や膠原線維と呼ばれるものです。弾力線維は「エラスチン」、膠原線維は「コラーゲン」という物質からできていて、皮膚細胞の間をつなぎ合わせて肌全体の弾力と張りをつくり出しています。これらの組織のまわりに汗や脂肪の分泌腺があり、さらに毛細血管が張りめぐらされていて、水分や栄養分を補給しています。この皮膚のさらに下には筋肉があり、伸びたり縮んだりしながら、さまざまな顔の表情をつくり出しています。 ところが、弾力線維や膠原線維がもろくなると肌の弾力がなくなり、たるんできます。皮膚は筋肉のように伸縮自在ではありませんから、たるんだ皮膚が折れ重なり、シワができるのです。 さらに老化が進んで筋肉までたるんでくると、筋肉も皮膚も、その間の脂肪も垂れ下がってしまい、いっそうシワを目立たせてしまう、というわけです。 肌を老化させる原因はいろいろありますが、外的要因としては、まず紫外線でしょう。紫外線を浴び続けると膠原線維がもろくなり、肌は急速に老化していきます。 乾燥も、肌の大敵です。皮膚表面の細胞から水分が奪われるために肌がカサついてしまい、それが小ジワの原因になるのです。睡眠不足や便秘、タバコの吸いすぎも肌に良くありませんし、内臓疾患や体調不良などの「内的要因」によっても肌は衰えていきます。 これらの原因によって、まず皮膚表面に「シワ予備軍」ともいうべき浅いスジができます。これを放置しておくとやがて深いシワへと変わってしまいますから、この段階でのお手入れは効果的です。 若返りには、部位や程度によって様々な方法があります。 その一つ一つを細かく解説していきます。 |
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